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読書日記8月4回目

読書日記8月4回目_f0131628_15411723.jpg『世界の果て』中村文則(文藝春秋)2009/5/15初版 
表紙カバー★★★★★
*全体的に暗いです。引き込まれます。
自身の夢の中の世界と似ていて(誰でもそうかしら?)、それを表現する筆力、及ばないでしょうが、そういう作りもありかな、と。
明るい性格がもてはやされる時代、こんなにずっしり重くて、自身のそういった面を肯定されるようで、心地よいと安堵しました。
表紙は絵かと思いましたが写真、この静謐な感じが内面的でまたよいと思います。

『RDG レッドデータガール はじめてのお化粧』荻原規子
(角川書店) 2009/5/30 初版 表紙カバー★★★★★
*「はじめてのおつかい」の続編。
舞台は前作と変わって、東京の外れにある高校。しかも、そこに集まる面々は…という仕掛けになっていて、登場人物は誰もが魅力的で、実際に会いたくなる人々です。想像すると、どうしても少女マンガの登場人物のようになりますが。とても面白いお話です。
今後どう進んでいくんだろう、次回は波乱の展開が?!このまた続編が出たら、読みたい!と強く願います。

読書日記8月4回目_f0131628_1626276.jpg
『パパの電話を待ちながら』ジャンニ・ロダーリ著 内田洋子訳(講談社)2009/4/6初版 表紙カバー★★★
*これを知っているといないでは大違い、のようなことが帯にあり、これは絶対読まなくちゃ!と意気込みましたが、眠くなって、中々進みませんでした。
ブルーノ・ムナーリの表紙でしたが、これはちょっと…。

『ミサキラヂオ』瀬川深(早川書房)2009/3/20初版 表紙カバー★★★★★
*読みたいと思っていたので、見つけた時は、やったー!と小躍りしました。
未来の話で、といっても現代と変わらず、舞台は架空の地。地図が大小載っていて、それはとてもわかりやすい。拡大図があって、より探しやすい。
でも、長いんだもの。長編は苦手。1/4くらい読んで挫折しました。
表紙は写真かと思ったら、絵。この感じ、ノスタルジックでいいなあ。でも、未来の話なんですよ。
by umiusagin | 2009-08-28 16:24 | 読書日記
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