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イヌの記憶

f0131628_165275.jpgイヌの状態は日々良くなっているようですが、まだ問題の足がやや不調なようで、様子見で散歩に行っていません。今日で3日目。

毎日散歩に行けないんじゃ可哀想と、アメフラ氏が近くのガソリンスタンドまで行くというので、抱っこして車に乗せて行きました。せめて景色を見るだけでもって。

スタンドに着いてアメフラ氏は灯油を買いに、車外へ。
そしたら、ガソリンを入れていた初老の男性に尻尾を振るではないですか。あまりに振るもんだから団扇みたいで寒いくらい。
その人が近くを通りかかった時は、嬉しそうにガラスに前足を掛けて。でも、その人は知らんふり。イヌ、ガッカリ。
アメフラ氏と全然似てないじゃん、このイヌ、年取って目も悪いのかなぁ、なんてボンヤリ思いました。

あとで考えたら、元の飼い主に似ていたのではないでしょうか。
そのくらいの年だもの。
似てるかどうかは、会ったことがないからわかりませんが。
なぜ会ったことがないかというと、聞いた時は、もう亡くなられた後だから。

イヌにしてみれば、子犬の時から9年も一緒だったんだもの、忘れるわけないですよね。
他のイヌに吠えられれば、抱いて逃げたというくらい可愛がっていたそうだし。
さぞや優しいご主人だったのでしょう。
しかし、その飼い主は、年老いた母を亡くし独り身、最後は入退院を繰り返し、イヌは何ヶ月もひとりぼっちだったというのです。
それだけでも、聞くも涙の話でしょう?
結局、その飼い主は病死。発症してから半年で。二度と帰ってくることはありませんでした。
自分が63歳で逝くとは、イヌより先に逝くとは思わなかったでしょうね。考えさせられます。
それで、このイヌ、どうしようか、年取ってるし、誰も引き取り手がないし、保健所に連れてくしかねえべ、と話していたのです。そこから、私たちとの話が始まるのです。

でも、イヌは待っていたんですね。
似た人を見て、イヌはちぎれんばかりに尻尾を振って、喜びました。
私たちのところにいるのは、仮の家だったのですね。
けれども、いくら待っても、もう会えないのですよ。
言葉を持たないから、説明してもわかってもらえない。でも、イヌの気持ちを考えると…。
どうにもならない、切ない話です。

そうですよね。いきなり知らない人たちのところに連れて来られ、ごはんをくれても、散歩に連れて行ってくれても、いつまでここにいるのかもわからない、酷い目にあわされるかも知れない、さぞや不安に思ったことでしょう。
命は大切だから、絶対に保健所行きなんてあってはならないことだけど、元飼い主の人と一緒に死ねたら、こんな思いをせずにすんだのに、としみじみ思ってしまいました。
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by umiusagin | 2010-01-11 23:05 | わんこ | Comments(2)
Commented by きくちゃん at 2010-01-15 21:47 x
昨年、103歳で亡くなったうちのおばあちゃんの話しなんだけれど、私が小さいとき母の実家にわんちゃんがいたの。
すごいなついていて、いつも遊びに行くと私のそばについていたの。
年に2回しか会えなかったのに・・・
そのわんちゃんね、6歳のときに元の飼い主さんがお引越しされて、やむなく祖母が引き取ったの。
犬って3日飼ったら恩を忘れないって。
一年後、元の飼い主さんが遊びに来たけど、無視してたって。
きっと、ガソリンスタンドのおじさんは、近所の人だったのかも・・・それか顔見知り?
おばあちゃんのわんこも、元の飼い主さんには無視したのに、近所の人が来たら愛想ふるっていたもん。
今は、アメフラシさんと umiusagin さんの愛情に包まれて、とても幸せだと思う。
Commented by umiusagin at 2010-01-15 22:14
ありがとう、きくちゃん。
とても心強くなるコメントでした。
安心しました。

けど、6歳まで育てた恩は忘れちゃうのね〜
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