人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 松飾り カワハギちゃん >>

読書日記12月2回目

読書日記12月2回目_f0131628_1541159.jpg『生まれ変わりの村3』森田健(アクセス 河出書房新社)2010/7/6初版 
表紙カバー★★
*シリーズ最終巻で、今年発売された本です。
血縁と関係ないところに生まれ変わり、この舞台では中国人は中国人にというのが、とても興味深いです。ヨーロッパとかアフリカではなく、同じアジア人の韓国、日本人でもなく、同国人なのです。
てことは、日本人は永久に日本人にしか生まれ変わらないの?

自殺したからといって、罰則があるわけじゃなく、モチロン地獄なんて処はない。焼かれないし、針山や血の池を見ることは出来ないのですよ。ホッとしますね。
それなら自殺者が増えちゃうんじゃないの?と思いがちですが、生まれ変わりの人は自殺した記憶が残るので、もうしたくないというのが印象的でした。

何処か具合が悪い人も、生まれ変わるとそれは直っているそうで、それはうれしいですね。
崖から落っこちたとか、川で溺れたとかで亡くなる人が多いから、生まれ変わったというのを聞くと、心から良かったなあと思います。
私も前世では溺れたのかな?と思いました。だって今でも水中が怖いんだもの。泳ぎは苦手だし。泳げるのに、なんだか不安なの。そのわりにはシュノーケラーだったりしたから違うかも知れませんけどね。

『遊牧夫婦』近藤 雄生(ミシマ社) 2010/7/12 表紙カバー★★★★★
*ミシマ社のプレゼントキャンペーンで頂いた本ですが、文体の問題か、なんだか冗漫に感じられてしまいました。
何処が自分と合わないのか文章をあれこれ考えてみましたが、一番の問題はジェネレーションギャップ?…だって18歳も違うんだもの。年の差なんて関係ないと思っても、さすがにコドモ世代じゃね。
知っていることが多くて、新鮮な驚きや感動が出来なくて、あ〜ぁ年取っちゃったのね〜って感じ。
最後の方で祖師谷育ちと知り、同じ地出身という親近感が湧いて、一挙に温かい目になっちゃいました(単純)。もしや知り合い?近藤さん近藤くん…何人か浮かびましたがちょっと若すぎるので、その姉や兄の息子さん?などと考えたり。

オーストラリアは全く知らないので、バンバリーやらハットリバー公国、ダーウィンという地、人々の方言、慣習、車を買うにはなどいろいろ楽しめました。
by umiusagin | 2010-12-25 16:35 | 読書日記
<< 松飾り カワハギちゃん >>