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読書日記7月1回目

読書日記7月1回目_f0131628_13454245.jpgいろいろ日常の出来事に追い回され、読書はしても、ブログを書く時間、気力もありませんでした。でも、先日「このブログでしか情報源がない。ずっと更新してないから最近の情勢がわからない」という方がおられ、そうか、こんなブログでもそうおっしゃってくださる方がいるのね、アップしなくちゃ、と書くことにしました。
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『本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること』
須田慎太郎:写真 矢部宏治:文 前泊博盛:監修 
(書籍情報社)2011/6/15初版 表紙カバー★★★★★
*写真が素晴らしく、それが余計に悲しくなります。
海の青、空の青がこんなにもきれいなのに、基地だらけ。この狭い島の中に、夥しい基地の数々、米軍機、戦闘機、装甲車、戦艦に泣きたくなります。沖縄の人達は、こんな中で生活をしなくてはならないなんて。あまりにも厳しい現実です。

子ども時分、沖縄戦の児童書・マンガを沢山読み、その悲惨さは幾らか知っているつもりです。占領されていて、米ドルを使用、私が中学生の時、返還されました。よく覚えています。その後、幾度となく訪れました。最初は多摩美大染織科の沖縄ツアー(紅型や芭蕉布など見学することがあり)の時、まだ自動車は右側通行でした。
今は、人気のリゾート地で、沢山の芸能人も排出している…でも、米軍基地に関しては変わってません。むしろ酷くなっています。「国外に、せめて県外」という鳩山氏に期待して民主党に一票を投じた人は多いでしょう。私もそうでした。それだけ、この問題を気にしているのです。でも、変えられない。せめて一人でも多く知ることで、意識が変わっていくのではないでしょうか。

『日本を追い込む5つの罠』カレル・ヴァン・ウォルフレン 井上実:訳 (角川書店)2012/3/10初版
*オランダ生まれのジャーナリストで、日本通、そんな人が書いた文章を読んでみたい、外から見た日本を知りたい、という欲求がありました。
今は原発問題にとらわれがちですが、物事はみんな繋がっている、と思わされます。欧州金融危機にしても、沖縄問題にしても。取り分け日本であまり取り上げられませんが、「TPP」に参加したらとんでもないことになります。言われているような農業問題より大変なことが仕組まれています。
アルファベット数文字というのがWHOやIAEAみたいで、なんだかソフトなイメージがありますよね。日本語でいうと「環太平洋戦略的経済連携協定」。それでもわかりにくいですね。私も、3.11前にイラストを書くまで知りませんでした。
なんでも人任せにしてはいけない、特に今はそんなふうに他力本願では暮らせない危ない世の中です。
今は、日本のテレビやマスコミでは、ホントのことが報じられなくなりました。何故?国民がわからない方が都合がいいからです。どんどん知って声を上げていきましょう。
声を上げるなんてこと出来ない?そうそう、そう思っちゃいますよね。自分で出来ることをしていけばいいのです。例えば、私は病気の後遺症のため、暑さに思いきり不調、人混みでは歩けなくなるので、デモや抗議行動には行かれません。だから署名やTwitterでのリツイート、facebookでシェア、カンパ(あんまりお金がないんだけれど)を積極的にやっています。な〜んだ、大した行動してないじゃない。それでいいのです。そんな感じに。
自分ひとりが考えたって世の中は変えられない?そうです。でも、そんな人が沢山集まれば力になります。今変えなきゃ。生きるか死ぬかの命がかかっているのだから真剣です。

読書日記7月1回目_f0131628_14564828.jpg『ヤクザと原発』鈴木智彦(文芸春秋)2011/12/20初版 
表紙カバー★★★★
*フクイチに作業員として潜入したライターのルポ。
シェルター、Jヴィレッジ、フクイチ構内、など中の様子が知りたかったから、読んでみました。
これまで追求したこともなかったヤクザの世界には、へー、ふ〜んですよ。
結局、中で作業するページは、全体の半分もないのがちょっとガッカリでしたが、読みやすいから、すぐに読破しやすいです。
by umiusagin | 2012-07-30 15:16 | 読書日記
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