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10/31は先代犬ティピ(日本スピッツ)の一周忌

早朝、夢の中の出来事。
白い引き戸の向こう側で、わんこが尻尾をパタパタ振る音がする。
私は「ティピさん、ティピさん」と声をかける。
引き戸は半分あいている。中は真っ暗。
開ければ姿が見える、と何度も思いながら、開けられない。
「向こうは黄泉の国だから。イヌの形をしてないかも知れない」と思ってしまうのです。

目が覚めて、「とても喜んでいた。うれしそうだった。ティピさんが帰ってきていた」と思いました。
10/31は先代犬ティピ(日本スピッツ)の一周忌_f0131628_23292436.jpg
庭の片隅に埋めてから、ほぼ毎朝、行っていました。
一日も忘れたことはありません。
墓標の文字がここ一週間で急に薄れてきて、雨のせいかと思い、書き直すつもりでした。
でも違うのかも。少しずつ忘れていった方がいい、と言っているのかもしれません。

誰も引き取り手がいないから保健所にやるしかない、と聞かされ、引き取ることにしたのが4年半前。
病死された飼い主と面識はないし、犬種もわからない。でも、私を芯から動かすものがあって。
まだ病後で外運動が出来なかった私、室内バイクをこぎながら考えて考えて、一日で決めました。
どんなイヌでもいい、うちで育てよう、と。
今、考えると、運命だったんですね。

うちに来た時は、すでに8才半でした。
一緒に過ごしたのは3年半。最後の1年は毛が抜け落ち、血液検査の結果「甲状腺機能低下」という病気。
朝晩薬を飲ませ、外イヌにしていたのを、寝るまでは室内に入れ、毛が抜けたら服を着せた方がいいと聞き、そうしました。出来ることはなんでもしてやりました。
最後の前年は、ペットも泊まれるホテルに2回行きました。長野県真田村と田貫湖。楽しかった。

大体、寿命だったと思います。だから仕方なかった。でも、それじゃあ割り切れなかったのです。
悲しくて悲しくて。毎日泣きました。大泣きしました。
抜けがら状態がつづきました。

二度とイヌを飼わないとは思わなかった。
けれど、新しく飼うのに踏み出せなかった。
それはティピさんに義理立てしたわけでもなく、何処か、なにもかもどうでもいいという心境で。

10/31は先代犬ティピ(日本スピッツ)の一周忌_f0131628_23285736.jpgそんな時、春ぼたんのお父さん(育ての親)に会いました。
「前の子が、新しい子を連れて来るんですよ」
そう言われて、のちもずっと、今でも、その言葉を反芻しています。

春ぼたんには、いつもこう言っています。
「世界で2番目にカワイイわんこだよ。
 1番目はティピさんだからね」

思い出をありがとう、ティピさん。
いつも、いつまでも、一緒だよ。ね?

今日は、きれいな夕焼けでした。

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by umiusagin | 2013-11-01 00:47 | わんこ
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