ここのところずっと、読む本も放射能関連ばかりになっています。
『放射能汚染の現実を超えて』小出 裕章 (河出書房新社)2011/5/19初版 表紙カバー★★★★★ *1986年チェルノブイリ原発の大事故後の話、その復刊です。 今回の福島第一原発事故の前から、すでに汚染されていたのです。 洗わずにキュウリやトマトを食べていました。そっちの方が美味しいから。 干し椎茸の戻し汁は、血圧を下げるのに効くというので、2年前くらいかな、毎日戻し汁を飲んでいました。 それらが、汚染されていたなんて! 反原発となるきっかけは、知人から送られて来た『まだ、まにあうのなら―私の書いたいちばん長い手紙 』甘蔗 珠恵子(地湧社)。 震えが止まらなかった。 そんなことはあとにも先にも一度だけです。 いかに脆い上に自分が立っているのか、それまで安全安心だと思っていた自分は、なんと愚かだったのかと。 目の前がガラガラと崩れていきました。 私も、その本(というか刷子)を沢山買って、人に送りました。 広瀬隆さんたちの本、雑誌を沢山読みました。 しばらくパスタを買わなかったり、食品に気をつけました。 30歳になりたての頃、何を見ても放射能どっぷりになる自分が怖く、やがて少しずつ反原発の気持ちが消えていきました。 心の隅に置きながら、そりゃあ全然考えなかったわけじゃないけど、仕事で忙しく過ごし、病気もしていたところ、遂にそのツケがやってきました。 それが、今回の福島第一原発事故。 チェルノブイリ原発事故とは全く比較にならない放射能物質の量でした。 なのに、避難誘導もせず、放射線量を隠し、 あんなに非難したソ連(当時)よりずーーーーっと劣る日本政府、マスコミ。 汚染牛乳・野菜・肉を売り、水道も空気も汚染され、高・低濃度汚染水は海に垂れ流し、もう海産物も汚染されてしまい、しかもそれらの食品を全国にばらまき、ついでに放射能瓦礫も各地に持っていき、焼却して、東日本のみならず、日本中に放射能物質を飛散させ、人々を被曝させる。 安全な食べものなんて、ありません。 もう何を信じたらいいのかわからなくなりました。 それが今、直面している現実です。 50歳を過ぎた今、病気も得たし、命拾いもしている。今度はもう逃げません。絶対に。 歩きと人混みがまだ苦手な私、デモには参加出来ませんが、署名したりカンパしたり、twitterを読み、と出来ることをしています。 脱原発、どんなに難しくても、もう諦めません。 『原発のウソ』小出 裕章 (扶桑社新書) 2011/6/1初版 表紙カバー★★★★ *ネットで聞く話を復唱する感じでした。 いや、もう、小出先生の声が聞こえてくるほど、覚えるほどに聞き込んでいます。
by umiusagin
| 2011-11-14 21:29
| 読書日記
|
カテゴリ
全体 プロフィール わんこ アクセサリ作り ネット・ショップ グループ展 晴ればれ日和 わんこ毛ボールを使って 私の中のはやりもの ガーデニング オシゴト関係 絵を描くということ お外ごはんたち 小旅行 読書日記 病気のこと(小脳出血) 裏釣れズレ日記 野菜レシピ 食について お水のもと パン焼きの日々 原発事故 母の認知症 環境問題 連載「わくわく菜園づくり」 連載「ベランダ菜園」 昔のおともだち いろいろ手づくり 花粉症 エキサイトでないブログ
高橋由為子のキラキラ海うさぎ日記
私の野菜栽培、花の写真を中心に展開してる、海うさぎの菜園ノートコチラも見てね! メールはこちらへ 8yuit@umiusagin.com (以前のyuit-yuit@umiusagin.comは昨秋、迷惑メールの洪水で破棄しました。お間違えなきよう) 元気いっぱい モジャこの宝箱 クララの小路 ジャックラッセルテリア『クララ』との日々♪ ☆ちょっと変顔☆立ち耳ジャックラッセルとの日々 白い家のある風景 八木充生制作室 自由ヶ丘ヴァイオリン 小笠原暮らし・小笠原じかん 紫草のくさまくら 日常&読んだ本log 茶暮れのちょっと、ちょっと。 りえっちの気ままな日記 卯の花日記 川越の旅行情報 にほんブログ村 お気に入りブログ
以前の記事
2017年 04月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 more... 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||