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最新イラスト

先程、新しいイラストが掲載されました、というメールが届きました。
この「なまえのない新聞」発行者あぱっちさんとは、「88いのちのまつり」(1988)が出会いです。
http://amanakuni.net/
http://amanakuni.net/Namaenonai-shinbun/Namae177.html
最新イラスト_f0131628_3543472.jpg
1986年チェルノブイリ事故で、その時までノーテンキに生きて来た私、
あの、生命を根底から覆す震えは、今でもよく覚えています。自分が生きている基盤はなんてモロイものだったのか、砂上の楼閣という言葉がピッタリ、以後あんな思いをしたことがないです。

原発、放射能に関する本や週刊誌を山ほど読みあさり、東電の話し合いが不条理な現実を知りました。
輸入食品は買わないようにしました。
友人達と「放射能委員会」を作り、話し合いました。
けれど、段々それらが薄れて来て、決して忘れはしないけれど、何事もないように過ごす日々。
そうしたら、福島原発事故が起こりました。

今度こそ、なんとかしなくては!
まず一人でも多くの人達に、この状況が如何に危機的かを知ってもらおうと。
残念ながら、パレードにも国会包囲デモにも参加出来ません。まだ人混みが苦手なのです。
それでも、自分の出来ることを、少しずつでもやって行こうと思っています。

中央は、昨10月に死んだ、うちのイヌです。
ペットロスから全然立ち直れず、どんな絵柄にしようかと考えあぐね、うちのイヌはおそらく遺伝性だろうとは思いますが、「甲状腺機能低下症」が死因だったので、もしや放射能?と考えることもあります。

どんな人にも、動物にも植物にも、食品、海や大地にも、等しく放射能が降り注いでいます。
絵が仕上がってから放射能マークを散りばめましたが、段々息苦しくなって来て、ツライ作業でした。
でも、これが現実なのです。
by umiusagin | 2013-03-04 22:16 | 絵を描くということ
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